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新しい年、何を願うかを決める例大祭

新しい年、何を願うかを決める例大祭——少林山達磨寺のだるま市があります。

参道を進むと、視界いっぱいに広がる赤、赤、赤。少林山達磨寺のだるま市は、ただ訪れるだけで気持ちが切り替わる、新年ならではの特別な時間です。

願いを胸に人が集まり、掛け声と熱気に包まれながら、自分の一年と向き合う――そんな高揚感が、境内に一歩入った瞬間から始まります。

少林山達磨寺のだるま市[スケジュール]2026年

毎年1月6日・7日に行われる行事を、時間にそって表組にしました。

少林山達磨寺のだるま市[スケジュール]
1月6日(時間/内容) 1月7日(時間/内容)
09:00 七草大祭 星祭祈祷 受付開始 01:00 七草大祭 星祭大祈祷
10:00 出店者販売開始 10:00 大般若転読法要
12:00 交通規制開始 15:00 出店販売終了
14:00 安全祈願祭 16:00 御祈祷受付終了
18:00 少林山星まつり能 17:00 七草大祭 星祭祈祷

少林山星まつり能(能と狂言)1月6日 17時開場/18時開演。七草大祭に寄付された方(1口1,000円以上)にチケットが進呈されます。

行事の概要|だるま市とは何か

少林山達磨寺のだるま市

① 起源と歴史

少林山達磨寺は、縁起だるま発祥の地として全国的に知られています。その始まりは江戸時代にさかのぼり、天候不順や飢饉に苦しむ農民の生活を少しでも支えようと、寺が知恵を絞って生み出したのがだるま作りでした。転んでも起き上がる姿に「七転び八起き」の意味を重ね、困難な時代を生き抜く心の支えとして広まっていきます。

当初は素朴な形だっただるまも、時代とともに改良が重ねられ、現在の高崎だるまへとつながっていきました。眉を鶴、ひげを亀に見立てた意匠には、長寿や吉兆への願いが込められています。だるま市は単なる縁起物の販売ではなく、人々の暮らしと信仰が結びついて生まれた歴史の延長線上にある行事なのです。

② 現在のだるま市

現在のだるま市は、新年を迎える恒例行事として定着し、地元の人はもちろん、県外からも多くの参拝者が訪れます。商売繁盛、家内安全、健康祈願、合格祈願など、願いの内容は人それぞれですが、「一年の始まりに気持ちを整えたい」という思いは共通しています。

境内では大小さまざまなだるまが並び、参拝者は授与所の人と会話を交わしながら、自分に合った一体を選びます。願いを立て、片目を入れ、持ち帰って一年をともに過ごすという流れは、今も変わりません。だるま市は、現代の生活リズムの中に“立ち止まって考える時間”を自然に組み込んでくれる行事でもあります。

③ だるま市ならではの空気感

だるま市の境内では、売り手と買い手が交わす威勢の良い声が響き、自然と背筋が伸びるような活気が生まれます。その一方で、参拝や供養の場に足を運ぶと、空気は一転して静かになります。この緩急こそが、少林山達磨寺のだるま市ならではの特徴です。

にぎやかな市でありながら、根底にあるのは祈りの場としての落ち着きです。楽しさと厳かさが同時に存在することで、訪れた人は“お祭りに来た”という高揚感と、“新年の節目に立っている”という実感を同時に味わうことができます。単なる市では終わらない理由が、ここにあります。

見どころ5選|だるま市の魅力を深掘り

少林山達磨寺のだるま市

1. 縁起だるまの授与|「今年の願い」を形にする瞬間

少林山達磨寺のだるま市でいちばん心が動くのは、ずらりと並んだ赤いだるまの中から「これだ」と感じる一体を選ぶ時間です。サイズの違いは見た目だけでなく、願いの置き方にもつながります。家内安全のように毎日の暮らしに寄り添う願いなら手元に置きやすいサイズ、商売繁盛や仕事運なら仕事場に置いて目に入るサイズなど、生活の中で“願いを思い出す場所”まで想像して選ぶと納得感が増します。

高崎だるまは、眉が鶴、ひげが亀を表すなど縁起の意匠が込められているとされ、目入れは「願いを立てる」行為として意味を持ちます。片目を入れた瞬間、ただ買い物をしたのではなく、決意を言葉にできたような感覚が残ります。迷ったら、授与所で相談してから決めるのもおすすめです。

  • 家族で初めて行きました。赤いだるまが棚にぎっしりで、子どもが“この顔がいい”って言うのでその子の直感で選びました。帰って玄関に置いたら、毎日“今年も頑張ろう”って思えるようになりました。
  • 朝9時台に着いたらまだ動きやすく、授与所で説明もゆっくり聞けました。サイズ感で迷っていたら“置く場所で決めるといいですよ”と言われて、仕事机に置ける大きさに。目入れのときに自然と背筋が伸びました。
  • 昼過ぎは人が増えて、棚の前で選ぶのに少し待ちます。時間に余裕がない人は早めが安心。私は去年のだるまを持参して供養に出してから新しいだるまを迎えたので、気持ちの切り替えがはっきりしました。

2. だるま供養|「役目を終えた一年」にけじめをつける

だるま市は“新しいだるまを迎える日”であると同時に、“一年の終わりを丁寧に閉じる日”でもあります。前年のだるまを納めるだるま供養は、願いが叶ったかどうかだけではなく、見守ってくれたこと自体に感謝を伝える場です。返す行為があるからこそ、迎える行為が軽くならず、心の中に筋が通ります。

供養の場はにぎわいとは別の空気が流れ、手を合わせる人の表情も自然と静かになります。初めての人でも、周囲の流れに合わせれば難しい作法はありません。だるまを納めたあとに新しいだるまを選ぶと、気持ちが整理されて“今年の願い”がよりはっきりしてきます。

  • 去年は仕事のことで苦しい一年でしたが、だるまを納めるときに不思議と“ここまで来た”って思えました。供養の場は静かで、にぎやかな市と対照的。帰り道が少し軽くなった気がします。
  • “叶ったら返す”と思っていましたが、実際は“見守ってくれたことに礼を言う”感覚でした。家族で手を合わせてから新しいだるまを買ったら、気持ちが前向きになりました。
  • 寒い中で待つ時間もあります。手袋をしたままでも納めやすいように袋に入れて持参するとスムーズでした。供養まで含めて一つの行事だと感じます。

3. 境内のにぎわい|掛け声と人の熱で“新春”を体感

だるま市の魅力は、だるまそのものだけでなく、境内全体が生む熱気にあります。参道に人が流れ、屋台の湯気や、威勢のいい掛け声が重なって、冬の冷え込みの中でも場が温かく感じられます。写真では赤い景色が目立ちますが、実際は音と匂いと人の動きが加わって、体験としての厚みが出ます。

歩きやすさは時間帯で大きく変わるため、目的が「しっかり選ぶ」なら午前、「雰囲気を味わう」なら午後という考え方もできます。小さな子ども連れは、混み合う前の時間帯を選ぶと安心です。

  • 午後に行ったら人が多くて、参道がゆっくり進む感じでした。でもその分“お祭りに来た”感が強くて楽しい。だるまの赤と屋台の明かりで、冬の景色なのに明るかったです。
  • 寒いのに、境内に入った瞬間に空気が変わります。掛け声と人のざわめきで気持ちが上がる。帰るころには手がかじかむので、カイロは必須でした。
  • 写真目的で朝早く行ったら、棚の前で立ち止まって撮りやすかったです。昼前になると人が増えて、撮影は周りに気を使うので、撮りたい人は午前がいいと思います。

4. 達磨堂参拝|にぎわいの中で“祈り”に戻れる場所

だるま市はにぎやかですが、少林山達磨寺はあくまで祈りの場です。人の流れに身を任せて歩いていると、ふと静けさが戻る場所があります。達磨堂や本堂で手を合わせる時間は、買う・選ぶ・歩くという動きの中に、一度呼吸を入れてくれる“間”になります。

ここでの参拝は、願い事を増やすためというより、願いの芯を整えるための時間です。だるまを選ぶ前に参拝すると、気持ちが落ち着いて“何を願うか”が言葉になりやすくなります。逆に、だるまを迎えた後に参拝すると、決意を確かめる儀式のようにも感じられます。

  • だるまを買う前に参拝しました。人が多いのに、不思議と静かな空気がある。「今年はこれを頑張る」って自分の中で整理できてから選べたので、迷いが減りました。
  • 市のにぎわいに酔いそうだったけど、堂の前に立ったら落ち着きました。家族連れも多いけど、みんな自然と声が小さくなる感じがしました。
  • お参りしてから帰ると、ただのイベントじゃなくて“年の始まりの儀式”だったなと思えます。ここを外すともったいないです。

5. 新年の節目としての体験|「一年のスタート」を実感できる行事

だるま市は、行った人の記憶に“新年の区切り”として残りやすい行事です。新しいだるまを迎えることは、目標を立てることと似ています。口に出すのが照れくさい願いも、だるまという形に預けると素直に言葉にできます。

また、毎年同じ場所で同じ行事に参加することで、自分の一年を定点で振り返れるのも大きな価値です。去年の願いはどうだったか、何が変わったかを思い出しやすく、来年もまた来ようという気持ちにつながります。観光としても、習慣としても成立するのが、少林山達磨寺のだるま市の強さです。

  • 年始はバタバタして気持ちが切り替わらないタイプですが、ここに来ると“よし始めよう”と腹が決まります。だるまを机に置くと、忙しい日でも目に入って自分を戻せます。
  • 毎年夫婦で行って、帰りにお茶して“今年は何を大事にする?”って話します。だるま市があるから、正月がちゃんと正月になる感じです。
  • 観光として行ったのに、帰る頃には妙に前向きになっていました。寒いし人も多いけど、それも含めて“新年の儀式”って感じがして、また行きたくなります。

アクセス・周辺情報・混雑対策

少林山達磨寺

>>少林山達磨寺へのアクセス方法と駐車場ガイド|観光スポット・グルメ情報も紹介

① アクセス

  • 各地〜(JR東日本・信越本線)〜群馬八幡駅〜(タクシー約5分・徒歩約20分)〜少林山達磨寺
  • 各地〜(JR在来線・新幹線・上信電鉄)〜高崎駅〜(タクシー約20分)〜少林山達磨寺

② 周辺観光

少林山達磨寺の参拝とあわせて、観音山周辺の散策路や高崎市内の史跡を巡るのもおすすめです。自然に囲まれた遊歩道は、だるま市のにぎわいとは対照的で、歩きながら気持ちを落ち着かせる時間を持てます。時間に余裕があれば、市内中心部の文化施設や歴史ある街並みに足を延ばし、一日かけて高崎の魅力を味わうのも良い流れです。

③ グルメ

参拝後は、高崎名物のだるま弁当をはじめ、うどんやそばなどの温かい麺類で体を温める人が多く見られます。冷えた体に湯気の立つ料理は格別で、だるま市の余韻を感じながら食事を楽しめます。混雑を避けたい場合は、少し時間をずらして店に入ると、落ち着いて食事ができる点も覚えておくと便利です。

④ 防寒対策

だるま市が行われる1月の少林山達磨寺は、山あいに位置するため体感温度が下がりやすく、想像以上に冷え込みます。境内を歩き回る時間も長くなるため、手袋やマフラーといった基本的な防寒具は必須です。とくに足元は冷えやすく、参道や境内には砂利や段差もあるため、滑りにくく歩きやすい靴を選ぶと安心です。

長時間の滞在を予定している場合は、貼るカイロやインナーでの重ね着も効果的です。屋台の湯気や人の熱で一時的に暖かく感じる場面もありますが、ふと立ち止まった瞬間に冷えを感じやすいため、「少し暖かすぎるかな」と思う程度の装備でちょうどよく感じられます。

⑤ 混雑回避のポイント

だるま市は時間帯によって混雑の度合いが大きく変わります。比較的落ち着いて参拝やだるま選びができるのは、午前中の早い時間帯です。とくに授与所で説明を聞きながらゆっくり選びたい人や、写真を撮りたい人は、早めの到着がおすすめです。

一方、昼前後から夕方にかけては参拝客が増え、参道やだるま棚の前で立ち止まる場面も多くなります。夕方以降は仕事帰りの人や観光客が重なり、境内全体が混み合いやすくなるため、小さな子ども連れや高齢の方は注意が必要です。混雑を避けたい場合は、目的を絞って動く、滞在時間に余裕を持つといった工夫が、満足度を高めるポイントになります。

まとめ|少林山達磨寺のだるま市

  • 縁起だるま発祥の地ならではの空気の中で、新年の願いを具体的な形として託せます。
  • だるま授与と供養を体験することで、一年の始まりと終わりに、自然とけじめが生まれます。
  • 境内にはにぎわいと静けさが同時に流れ、祭りでありながら祈りの時間も深く味わえます。
  • 時間帯の選び方や服装を少し意識するだけで、初めての参拝でも安心して楽しめるでしょう。
  • 毎年足を運ぶことで、その年の自分を振り返る、静かな習慣として心に残ります。

これらの要点が示すように、少林山達磨寺のだるま市は、単に縁起物を求める場ではありません。願いを立て、感謝を伝え、次の一年へと気持ちを整える――その一連の体験が、新年のスタートを確かなものにしてくれます。にぎわいの中にある静かな祈りの時間こそが、このだるま市が長く親しまれてきた理由です。

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