八咫烏が舞い降りた甦りの聖地
熊野本宮大社へのアクセス方法について、電車・高速バス・マイカーの3通りをご紹介します。
本記事では、それぞれの行き方をわかりやすく解説します。
熊野本宮大社は、熊野三山の中心的な神社で、「蟻の熊野詣」と言われるほど多くの参拝者に親しまれてきました。
かつては「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれる川の中洲にありましたが、明治22年(1889)の大洪水で社殿が被災し、現在の場所へ移されました。
なお、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社を合わせて「熊野三山」といいます。
また、熊野本宮大社へのアクセス方法のほか、現地の駐車場、周辺観光スポット5選、おすすめグルメ5選、泊まりたい宿泊情報まで幅広くカバーしています。
熊野本宮大社周辺の宿泊先もチェックできますので、ぜひご覧ください。
>>熊野本宮大社の詳細はこちら[楽天トラベル]
Contents
熊野本宮大社へのアクセス方法と駐車場案内
熊野本宮大社へは電車・バス・車の3つの方法でアクセス可能です。この記事では、目的に合わせて便利な行き方と、駐車場の情報をわかりやすくご紹介します。
①電車でのアクセス|最寄駅と所要時間
【熊野本宮大社の最寄駅】JR新宮駅/JR紀伊田辺駅
遠方から訪れる方も、最寄駅を経由するとアクセスしやすくなります。
(2025年4月21日現在)
- 名古屋駅〜(JR特急「ワイドビュー南紀」約2時間15分)〜新宮駅〜(熊野交通の路線バス・約60分)〜熊野本宮大社前
※特急「南紀」は1日数本しか運行されていないため、事前に時刻表を確認することをおすすめします。
※バスの運行: 新宮駅から熊野本宮大社へのバスは、1時間に1本程度の頻度で運行されています。
- 新大阪駅〜(JR特急「くろしお」・約2時間)〜紀伊田辺駅〜(龍神バスまたは明光バスの「熊野古道線」約1時間15分から2時間)〜熊野本宮大社
- 京都駅〜(JR特急「くろしお」・約2時間30分)〜紀伊田辺駅〜(龍神バスまたは明光バスの「熊野古道線」約1時間15分から2時間)〜熊野本宮大社
②高速バス・夜行バスでのアクセス
バス比較なび(2024年11月10日現在)
>>新宿 発 → 熊野・御浜町・紀宝町 行き 乗換 高速バス・夜行バス
>>大阪駅(梅田) 発 → 田辺・熊野 行き 高速バス・夜行バス
③車でのアクセスと駐車場情報
- 各地〜(阪和自動車道)〜上富田IC〜(国道42号線を南下し国道311号線)〜熊野本宮大社
- 各地〜(阪和自動車道)〜南紀田辺IC〜(国道42号線を経由し国道311号線)〜熊野本宮大社
【無料駐車場】あり。
瑞鳳殿(ずいほうでん)の隣および河原に無料駐車場がございます。
※お身体の不自由な方は、本殿近くの無料駐車場もご利用できます。
>>駐車場のご案内(熊野本宮大社サイト)
熊野本宮大社周辺の観光スポット5選とおすすめグルメ5選
熊野本宮大社を訪れるなら、周辺の観光スポットやグルメも楽しみたいもの。神社から立ち寄りやすいおすすめのスポットを厳選してご紹介します。
熊野本宮大社周辺の観光スポット5選
- 世界遺産熊野本宮館
紀伊山地の霊場や参詣道、熊野エリアの観光情報発信拠点。紀州材を使った建物内では、世界遺産や熊野に関する展示や映像を楽しめ、観光案内も充実しています。
>>口コミや周辺の宿を見てみる[楽天トラベル] - 和歌山県世界遺産センター
「Kii Spirit」展示空間では、和歌山の世界遺産に関する情報がわかりやすく紹介されています。訪れることで紀伊山地の歴史や魅力を深く理解できる施設です。
>>口コミや周辺の宿を見てみる[楽天トラベル] - 樹の里
熊野本宮大社一の鳥居の近くにある物産店。那智黒石で作られたミッキーマウス像が目を引き、那智黒石製品や熊野のお土産を豊富に取り揃えています。
>>口コミや周辺の宿を見てみる[楽天トラベル] - 祓所王子社跡
熊野参詣道沿い、熊野本宮大社の裏手に位置する祈りの場。当時、京都から歩いて2週間以上かけて訪れる参詣者が、神前へ清めて臨むためにここで潔斎を行っていました。
>>わかやまの文化財:祓殿王子社跡(熊野参詣道 中辺路) - くまのエクスペリエンス
熊野古道や熊野川を舞台に、トレッキング、カヤック、SUPなどのアウトドアツアーや自然体験プログラムを企画・実施。大自然を存分に楽しむアクティビティが揃っています。
>>熊野へようこそ:くまのエクスペリエンス
熊野本宮大社周辺のおすすめグルメ5選
- お食事 しもじ 本宮店
熊野本宮大社の近くで、地元の食材を使った定食やうどんを提供。人気メニューは「ソースカツ丼」と「めはり寿司」です。
>>公式サイト - 茶房 珍重庵 本宮店
名物「熊野水もうで餅」が楽しめる和菓子店。抹茶と一緒に味わえるので、観光の休憩に最適です。
>>茶房 珍重菴 本宮店 - おとなし茶屋
うどんや蕎麦を中心としたメニューが豊富で、観光客に人気。コロッケ定食などもおすすめ。
>> 和歌山県・熊野エリア観光:おとなし茶屋 - cafe ほんぐう
健康志向のカフェで、薬膳カレーやデトックスティーが人気。落ち着いた雰囲気で、一人でも気軽に立ち寄れます。
>>くまのエクスペリエンス:B&B cafe ほんぐう - くまのこ食堂
古民家を改装したカフェで、地元の食材を活かした創作料理が楽しめます。特にジビエ料理が評判です。
>>KANSAIガイド:くまのこ食堂
熊野本宮大社周辺の泊まりたいホテル
熊野本宮大社のご由緒・ご利益・御朱印
熊野本宮大社のご由緒
熊野本宮大社の創建伝説によれば、古代熊野を治めた熊野国造家の祖神はアメノホアカリでした。彼の息子タカクラジは、神武天皇が熊野に到達した際、天剣「布都御魂(ふつのみたま)」を献上して迎え入れたとされています。
第10代崇神天皇の時代(西暦624〜631年)、旧社地である大斎原のイチイの大木に三つの月が降臨しました。
アメノホアカリの孫であるクマノノムラジが「天の月がなぜ地に降りたのか」と尋ねると、中央の月が「我はケツミミコオオカミ(スサノオ)、左右の月はムスビオオカミ(イザナミ)とハヤタマノオオカミ(イザナギ)である。社殿を建てて祀れ」と告げました。
この神託に基づき、大斎原に熊野本宮大社が創建されたと伝えられています。
神門(写真上)を入ると、左より結宮、本宮、若宮と並んでいます。
熊野本宮大社のご利益
【本宮のご祭神】
家津美御子大神(ケツミミコオオカミ:スサノヲ/阿弥陀如来)
結宮(むすびのみや)には、以下の神々が祀られています。
第一殿:夫須美大神(ムスビオオカミ:イザナミ/千手観音)
第二殿:速玉大神(ハヤタマノオオカミ:イザナギ/薬師如来)
本宮の右側:若宮(わかみや)」
天照大神(アマテラスオオミカミ/十一面観音)が祀られています。
熊野本宮大社は、家内安全や家庭円満、縁結び、健康長寿、厄除けなど多岐にわたるご利益をもたらすとされています。
また、熊野古道を通じた巡礼地として交通安全や旅の守護、心身浄化の力も信じられ、訪れる参拝者に開運招福をもたらす寛大な神々の地として古くから親しまれています。
熊野本宮大社の御朱印
日本一の大鳥居:高さは34m・横幅は42m
熊野本宮大社旧社地[大斎原]大鳥居
熊野本宮大社は、かつて「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれる川の中洲にあり、壮大な社殿群を有していました。
しかし、明治22年(1889)8月の大水害により、中洲の社殿が壊滅的な被害を受け、多くが流されてしまいました。そのため、被害を免れた4つの社殿は、現在の熊野本宮大社の場所に移されたのです。
大鳥居をくぐると、荘厳な杉並木の参道が続き、その先には広々とした空間が広がります。その中には、流失した中四社・下四社を祀った石造の小祠が建てられています(写真下)。
熊野本宮大社のアクセス方法と駐車場案内[まとめ]
熊野本宮大社へのアクセス方法は、電車・高速バス・マイカーの3通り。それぞれの特徴を知って、自分に合った行き方を選んでみてください。
周辺の観光やグルメ・スポットもあわせて楽しめば、熊野本宮大社でのひとときがさらに充実したものになります。
ぜひこの記事を参考に、熊野本宮大社の魅力をたっぷり味わってください。
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