6月、紫陽花が最も美しく咲く季節。雨に濡れた石畳や静かな境内に、色とりどりの花が映える時期がやってきました。
白は「寛容」、青は「知性」や「神秘」、紫は「高貴」——色ごとに異なる花言葉も魅力のひとつです。
そんな紫陽花に彩られた神社やお寺をゆったり巡る旅は、喧騒を離れた癒しのひとときを与えてくれます。
雨音とともに歩く境内、しっとりと香る花々。梅雨の風景が、思いがけない贅沢に変わる瞬間です。
関東・関西・九州の名所をめぐる初夏の小さな旅へ、紫陽花が誘ってくれます。
Contents
①[鎌倉]あじさい寺 明月院
6月の明月院では色濃く美しい“明月院ブルー”の姫あじさいが鮮やかに咲き、竹林の小径や苔庭とともに和装で撮影すればインスタ映え効果絶大です 。
観光協会のSNSでは雨に濡れた瑞々しい花びらが撮られ、雨の日の幻想的な雰囲気も魅力に。
混雑が落ち着く早朝に行けば、静かな時間の中で写真撮影に集中でき、参道の丸窓越しのアングルなど隠れスポットも発掘可能。
浴衣レンタルと組み合わせれば、和装×あじさいの絵になる一枚が撮影でき、SNSでも大いに映える名所です。
②[鎌倉]長谷寺
6月上旬~中旬、鎌倉を代表する“花の御寺”長谷寺では、約40種・2,500株の紫陽花が斜面を彩り、人気の「あじさい路」はまるで色の回廊。
入場は通常拝観+500円の予約制で、ピーク時もスムーズ。展望散策路や経蔵、卍池越しに相模湾を望む絶景はフォトジェニックそのものです。
雨に濡れたあじさいの濃淡の花びらや、光を受けて輝く水滴はSNS映え確実。
境内の古民家カフェや海光庵カフェでの一服もおすすめで、あじさい巡りのあとに鎌倉の風情と絶景カフェ時間を満喫できます。
③[千葉]あじさい寺 本土寺
松戸の本土寺は梅雨の6月、約5万株のあじさいが境内を埋め尽くし、約5,000本の花菖蒲が同時に見頃を迎え、池や18mの五重塔を背景にした写真が映えます。
境内は起伏ある30000㎡超の花園で、歩きながらシャッターを切れる豪華さ。
SNSではあじさいと花菖蒲をセットで楽しめるスポットと話題化しており、撮影ポイント多数。
梅雨空でも色彩豊かな花々に包まれ、しっとりとした風情に癒されながら、カメラ片手の散策がおすすめです。
④[茨城]雨引観音
茨城・桜川の雨引観音は紫陽花に囲まれた145段の石段や仁王門を背景に、約3,000株・約10種のあじさいが色鮮やかに並び、フォトジェニックそのものです。
境内には孔雀やアヒル、ヤギといった動物たちが自由に歩き、孔雀が羽を広げる瞬間とあじさいのコラボは、まさにSNS映え狙いの一枚にぴったり。
6~7月にかけてのライトアップも実施され、昼とは違う幻想的な雰囲気で撮影でき、癒しと非凡な体験を同時に味わえます。
⑤[茨城]あじさいの社 二本松寺
潮来・二本松寺の「あじさいの杜」は約40,000㎡に100種10,000株が植栽され、5月末~6月22日のあじさいまつり期間中はカラフルな花々が境内一面を彩ります。
園内は一方通行で整備され、迷わず写真映えスポットを巡れるよう設計されているのが嬉しい!期間限定の特別ご朱印(あじさい色)が人気で、集める価値あり。
アクセスも東京駅から高速バスで70分と便利で、花・御朱印・パワースポット巡りができるフォトトリップにうってつけです。
⑥[東京]白山神社
文京区の白山神社では、例年6月7日~15日に「文京あじさいまつり」が開催され、約3,000株のあじさいが境内と隣接の白山公園を埋め尽くします。
週末には模擬店やおやつ屋台、あじさい写生会やボッチャ体験などイベントも盛りだくさんで、散策しながら楽しめるフェスティバル感を満喫できます。
石段や富士塚から見下ろす花景色は立体的で、カメラ心をくすぐる構図がいっぱい。
元々“歯痛止めの神様”として有名だった白山神社では、歯の健康祈願祭も同時開催され、ユニークな体験付き。
SNS映えと地域ならではの風情が同時に味わえる、今行きたい都会のあじさい名所です。
⑦[京都]三室戸寺
6月中旬〜下旬、三室戸寺の広大なあじさい園に約2万株・50種の色とりどりのあじさいが咲き誇り、昼間は色鮮やか、夜間ライトアップで幻想的な絶景に変身します。
ハート型のあじさいは“恋が叶う”と話題沸騰で、お気に入りの一輪を見つけてSNS投稿すればコメントが湧きます。
さらに、園外には話題の“紫陽花パフェ”や“紫陽花パンナコッタ”など映えるスイーツもあり、撮影&スイーツを巡るフォトジェニックな旅にぴったり!
⑧[奈良]長谷寺
奈良の長谷寺では、6月から7月初旬にかけて約7,000株・40種ものあじさいが境内の399段ある登廊を彩り、“嵐の坂”と称される圧巻の景観が広がります。
雨上がりのしっとりと濡れた花びらは、幻想的でインスタ映えにもぴったり。
フォトツアーや切り絵御朱印など、SNSに映える体験も豊富 。加えて本堂前や五重塔周辺でも見どころ多数で、撮影スポットには困りません。
歴史的雰囲気と彩り豊かなあじさいが融合した景色は、訪れるだけで心が洗われるよう。
参道のお土産店も充実し、カメラ散策と一緒に奈良の風情も楽しめる、まさしく“花の御寺”ならではの癒しスポットです。
⑨[福岡]太宰府天満宮
6月の太宰府天満宮は、境内を彩るあじさいが主役。約500~1,000株、10~40種が咲き揃い、花手水(手水舎に浮かべられたアジサイ)では色とりどりの花びらが水面に揺れて、SNSで「映える!」と話題に。
さらに5月末~6月中旬には花菖蒲とあじさいに夜間ライトアップ(19:30~21:00)が実施され、昼とは違う幻想的な雰囲気の撮影チャンスも。
参道には梅ヶ枝餅などの人気食べ歩きグルメも充実し、カラフルな花々と美味しい京都グルメで、散策&撮影をたっぷり楽しめる旬のフォトジェニックスポットです。
【6月特集まとめ】紫陽花を見に行こう!
6月の紫陽花旅は、雨に濡れた花びらの美しさと、神社仏閣の静けさが織りなす、季節ならではの贅沢です。
苔むした石段、花手水、ライトアップ、紫陽花スイーツ——見て、歩いて、味わう楽しみが広がります。
和傘を差しての撮影や、静かな朝の参拝も大人旅にぴったり。SNSではハート形の紫陽花や限定カフェも話題です。
曇りや雨模様だからこそ映える、やわらかな光と花の透明感。
紫陽花の見頃を迎える今こそ、日常を離れて、心ほどけるひとときを。
“梅雨の美”を感じる一日が、きっと記憶に残る旅になるはずです。